自転車の歴史が始まってから、サイクリングのアクティビティは常に多様化を続けてきた。それに伴って、自転車に求められる機能も多種多様に広がり、それに呼応するように多様なメーカーや販売店が発展してきた。 近年では、トレイルやグラベルといったオフロードでのアクティビティや、それらとキャンプツーリングを組み合...
...「小さくてもグローバル」のロールモデルになりたい
―株式会社イルカ代表取締役
小林正樹 後編
折りたたみ自転車ブランドirukaを展開する株式会社イルカの創業者、小林正樹氏。前回では、小林氏がirukaを開発するに至る背景と経緯、そこでの困難について話を伺った。今回は、新興のブランドであるirukaを国内ひいては海外に展開するにあたっての販売戦略について伺った。また、irukaに託す夢や、日...
...「小さくてもグローバル」のロールモデルになりたい
―株式会社イルカ代表取締役
小林正樹 前編
株式会社イルカは、2019年に折りたたみ自転車ブランドirukaを発表すると、すぐに海外への販路を広げ、2022年には延べ出荷高(小売価格ベース)が1億円を超えた。 その創業者であり、iruka設計者でもある小林正樹氏は、イルカ創業までに輪界との関わりがほとんどなかった人物である。小林氏はどのように...
...独立開業とその失敗から見えた、
輪界の難しさ Bicycle Garage GAS TORCH元店長 仁科 嘉孝
2019年9月に福岡市にオープンし、そのわずか3か月後の12月に閉業した自転車店「Bicycle Garage GAS TORCH(以下ガストーチ)」。いまやその店名は街角から消え、いくつかのブログ記事や代理店のディーラーリストなどに、そのわずかな痕跡を残すのみである。なぜ、ガストーチはたった3か月...
...「EQUALを通して日本の自転車文化を世界に発信する
—株式会社グロータック代表取締役
木村将行
近年、自転車部品の性能は、変速の多段化やディスクブレーキシステムの普及によって飛躍的に高まっている一方で、メーカー間の互換性は失われる傾向にあり、ユーザーの選択肢は狭まってきている。そんな中、ユーザーの選択肢を広げるための自転車パーツや機器の開発しているのが「グロータック(=GROWTAC)」という...
...伊那のマウンテンバイクシーンにおいてハブとなる存在を目指す
—INA MTB代表 名小路麻実子
レジャーとしてのマウンテンバイクを楽しむために、トレイル(=トレッキングなどのために整備された未舗装道)を利用する方も多いのではないだろうか。しかし現在、トレイルへのマウンテンバイクの立ち入りが規制されるという事態が、日本各地でたびたび起こっているという。その原因としては、地権者からの拒絶や、自転車...
...ゼロから始めるMTBパーク作り
—C.A.B. TRAIL トレイルビルダー/
二輪舎KNOT店長
宮坂啓介
2020年、長野県伊那市で産声をあげたマウンテンバイクパーク、「中央アルプスマウンテンバイクトレイル:C.A.B. TRAIL(以下、C.A.B. TRAIL)」をご存知だろうか。このC.A.B. TRAILは、伊那エリア初のマウンテンバイク専用の常設コースを備えたトレイルで、伊那エリアのマウンテン...
...自転車選びを手伝うことは
「人生の一部をコンサルティングすること」
—元・TEAM OLTRE 武井一弘選手 後編
前回のインタビューでは、武井氏がトップレースの世界へ飛び込み、そして羽ばたいていくまでの話を聞いた。今回は、武井氏が現在もレース活動を続けるかたわら、自転車店販売員としても輪界に関わることをふまえ、彼のレーサーとしての経験が、店頭での接客にどのように生かされているのか、さらには、人生をかけて輪界で叶...
...学生からトップレーサーへ、自転車で変わった人生
—元・TEAM OLTRE 武井一弘選手 前編
イタリアの自転車ブランド「ビアンキ(=BIANCHI)」が、国内でバイクサポートを行っていたチーム、「チーム・オルトレ(=TEAM OLTRE)」をご存知だろうか。今回インタビューした武井一弘氏は、2017、2018年にはチーム・オルトレに選手として所属し、2019年からはWHPSC(後述)の世界選...
...「サラリーマン」として関わる輪界
―大手スポーツバイク量販店某店店長
近年の輪界において、全国に広く展開する自転車量販店の存在は、以前にも増して強くなっている。各量販店には、当然ながら多くのスタッフが在籍しており、なかには個人店として独立する足掛かりを掴もうとしている者もいる。量販店における店長という存在は、多くのスタッフのとりまとめや、店のスタイルの決定など、店舗を...
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